2013.04.26

トリックアートミュージアムが美浜にプレオープン!

撮影:Joe Hong Kim

 

立体的に見える絵画や目の錯覚を利用して写真を撮ったり楽しく遊ぶことのできるトリックアートミュージアムがなんと北谷町美浜に誕生します!

観覧車が目印の美浜カーニバルパークの3Fに4月27日(土)にプレオープンする「TRICK TRIP」。

水槽から魚が飛び出したり、沈みゆく夕陽をテで持ち上げたり、床からサメが飛び出して襲われそうになったりなど多彩な3Dアート満載の「TRICK TRIP」の中でも、メインアートを担当したのはドイツ人の3DアーティストManfred Stader氏。なんと彼は富士ゼロックスのヨーロッパのストリートパーフォーマンスを題材にしたシリーズの今放映中の最新版のアートを手がけた方でもあるのです。

そんな旬のアーティストが「TRICK TRIP」プレオープンのために来沖し、オープン前のアート作品を調整中のところを直撃インタビューさせてもらいました。

 

 

 

 

 

『TRICK TRIP』

場所:美浜カーニバルパーク3F

営業:11:00~21:00

料金:大人700円・子供400円・3才以下無料

 

 

 

 

 

 

 

 

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3Dアーティスト

Manfred Stader

 

世界各国、アジアでいえば、台湾、インドネシア、香港、中国など各国から常にオファーをうけ世界を飛び回っているManfredさんですが、沖縄どころか訪日経験はなく今回が初の日本旅行なのだそう。

Manfredさんは、’80年代の初期にフランクフルトの有名なシュテーデルのアートスクールで絵画を勉強し、ストリートアートの発祥地のイタリアのストリートでストリートアートをはじめたところ、瞬く間にそのスキルが話題になり、’80年代中旬にはその名を確率。チョークアートなども手がけ、当時アメリカから同じ目的でイタリアにきていた今や同じように世界中に名の知れたアメリカ人の3Dアーティスト・Kurt Wenner氏と知り合い共同で作品を制作したりし、今や無二の親友なのだそう。ちなみにKurt Wennerといえば、ユニバーサルジャパンのスパイダーマンの絵を手がけた有名なアーティストです。

Manfredさんは劇的な描写技法や強い明暗法などが特徴のルネッサンス絵画などの研究をしていたため、新しい試みである3Dアートへはすんなり入り、独自のスタイルを確率してきたようです。写真素材をもとにトリックアート作品を手がける方も多い中、もともとアーティストのManfredさんは、全てハンドライティングで作品を仕上げるそう。今回美浜カーニバルパークに展示される作品は2点ですが、すっかり沖縄を気に入ったManfredさん「また来るからね」と優しい笑顔で答えてくれました。

 

 

プレオープン前日に、最後の仕上げをするManfred Stader氏。

 

 

 

やっぱりどうしても気になる富士ゼロックスのCMの海の風景は、ロケ地のスペインの砂漠で毎日暑さで倒れそうな中3週間かかって仕上げたそうです。サイズは30m×10m。そのメイキングシーンなどは彼の公式サイトでCheckできます。